事故で車が壊れたら、けが人の救護と安全の確保、警察への届け出、保険会社への連絡の順で動きます。車が動かないときは保険会社と運ぶ先を相談し、直すか手放すかは修理の見積もりのあとで決めます。
この記事は、事故で車が壊れ、その場ですることと、壊れた車をどうするかを知りたい方に向けて書いています。
「まず何から? 警察? 保険会社?」「この車、もう直らないのかな」「工場に置いたままで、お金はかからないの?」。事故の直後は、こんな声が一度に押し寄せますよね。
私たちクルマ買取センター ROOTS Plusは宮城県で車の買取をしていて、自社工場で解体や部品取りまで行い、事故車や動かない車も買い取っています。その立場から、現場の手順と車の行き先の決め方をお伝えします。
事故で車が壊れたら、まず何をする?
まず、けが人の救護と、後ろから来る車への安全の確保です。そのあと警察へ届け出て、相手と現場の記録を残し、保険会社に連絡します。
- けが人を救護し、必要なら119番に通報する(軽いけがでも医師の診察を受ける)
- ハザードランプをつけ、車を安全な場所へ移して二次事故を防ぐ。高速道路では停止の表示が決められていて(道路交通法第75条の11)、警察庁は発炎筒や停止表示板を車の後ろに置き、ガードレールの外側などに避難して110番か非常電話で知らせるよう案内しています
- 警察に届け出る(軽い事故でも必要。道路交通法第72条)
- 相手の氏名・住所・連絡先・車のナンバー・保険会社を確かめる
- 車の傷や止まった位置を写真に撮り、目撃した人の連絡先を聞く
- その場で示談や約束をしない
- 契約している保険会社か代理店に、事故の様子を連絡する
警察には、軽い事故でも届け出る?
はい、物損事故でも届け出が要ります。運転者の警察への報告は道路交通法第72条で決められていて、しなかったときは3月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金です(同法第119条)。
交通事故証明書とは、警察に届け出た事故について自動車安全運転センターが出す証明書で、保険金の請求に使います。届け出のない事故には出されず、人身事故は5年、物件事故は3年を過ぎると原則として交付されません(自動車安全運転センター・手数料は1通1,000円)。
その場で示談してはいけないのはなぜ?
保険会社の承認なく示談や約束をすると、保険金の一部または全部が支払われないことがあるからです(日本損害保険協会 問25)。相手に求められたら「保険会社と相談してから連絡します」と伝えれば大丈夫ですよ。
事故車が動かないとき、レッカーはどこに運んでもらう?
すでに手放すと決めているなら、その引き取り先です。まだ決めていなければ、契約の保険会社と運ぶ先の工場を相談し、直すか手放すかは見積もりのあとで決めます。
- 手配は、まず契約の保険会社に連絡する(ロードサービスがついた契約もあります)
- 修理するときは、修理の前に必ず保険会社へ連絡する(日本損害保険協会 問25)
レッカー代が保険で出るかは契約しだいで、搬送・引き取りの費用を補償する契約もあります(日本損害保険協会 問15)。使ったときに等級や保険料がどうなるかは、契約の保険会社に確かめてください。動かない車の運び方は動かない車の引き取りとレッカーにまとめています。
事故車を工場に置いておくと、保管料はかかる?
預け先によっては、置いておく日数に応じて保管料がかかることがあります。決まりは預け先ごとに違うので、預けるときに次の3つを聞いておきます。
- 保管料はかかるか、いつからかかるか
- 見積もりはいつ出るか
- 修理しないと決めたとき、引き取りの日までの費用はどうなるか
保管料が保険で出るかは、契約の保険会社に確認してください。
事故車は修理する?手放す?何で決める?
修理の見積もりが出たら、今の状態での買取額と並べて決めます。保険を使うなら、その金額も一緒に並べます。
| 並べるもの | 確かめること |
|---|---|
| 修理の見積もり | 修理代と、直るまでの日数 |
| 保険を使う場合 | 受け取れる保険金と、翌年以降の保険料の増え方 |
| 今の状態での買取額 | 手元に実際に残る金額 |
| 年式・走行距離・次の車検 | 直してから、あと何年乗るか |
少ない保険金より、翌年以降に増える保険料のほうが大きくなる場合があります(日本損害保険協会 問49)。修理せずに手放しても車両保険金を受け取れる契約なら、その分は買取額に足して比べます。
全損と言われたら、車はどうなる?
全損とは、車全体がなくなったり、修理費が保険価額を上回ったりする状態のことです。全損のときは、車両保険の免責金額(自己負担額)を差し引かずに保険金が支払われます(日本損害保険協会 問44)。
保険金を受け取ったあとの車の持ち主と渡し先は契約で変わり、保険会社が引き取る扱いもあります。車を手元に残せるかも含めて、契約の保険会社に確認してください。全損と言われたあとも、車の扱いを確かめたうえで、ROOTS Plusにご相談ください。比べ方は事故車は保険会社が引き取る?で説明しています。
今の状態での買取額を、見積もりと並べるには?
車の写真と車検証を公式LINEで送ると、まず最低買取保証額がすぐに届き、そのあと人が確認した正式な査定価格が届きます。事故の傷やへこみ、車内もありのまま写真で送っていただければ、それを見て金額をお出しするので、提示額から後出しで差し引くことはありません。
「動かない」「エンジンがかからない」など、今の状態も一緒に伝えていただくと、そのぶん的確な査定につながります。整備工場や保管場所に置いてある車も、金額にご納得いただきお取引をご希望なら、置いてある場所まで引き取りに伺います。置いてある場所は、事前にお知らせください。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい
事故で傷んだ車にも値段がつくのはなぜ?
車は走る道具としてだけでなく、部品や素材、海外での需要としても見られるからです。まだ乗れる車は国内と海外の販売に回せることがあり、乗るのが難しい車は、エンジン・触媒・素材のその時の海外の相場で値段が決まります。
ROOTS Plusは自社工場での解体・資源化と海外への輸出ルートを持っているので、事故で動かない車や古い車でも値段がつくことがあります。お客さんとのやり取りで多いのは、こんな流れです。
- お客さん「動かない車でも買い取ってもらえるの? 処分費がかかるんでなく、お金がもらえるの?」
- 私たち「最低でもこの金額以上になります。これはお手元に残る金額です」
- お客さん「え? すっかり、こちらがもらえる金額ですか?」
写真や車検証をいただいて詳しい査定額をお伝えすると、驚かれることがあります。
他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。
- 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
- 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
- 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
- 2500cc以上 …… 10万円
車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。
ROOTS Plusの最低買取保証額は、お手元に実際に残る金額です。最低でもこの価格で、詳しく見たら上がる可能性があります。出口を自社で持つぶんを買取価格で還元しています。レッカーを含む引き取りは無料で、カギがない場合はご相談ください。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい
直すほうが合うのはどんなとき?
次のようなときは、直すほうが合います。
- 年式が新しく、走行距離も少ない
- 傷が軽く、修理代が小さい
- 車両保険で直せて、保険料の増え方も見合う
- 愛着があり、まだ長く乗る
考え方は事故車は修理して乗るか手放すかで説明しています。
急いで決めるときは、何を並べる?
急いでいるときも、引き取りの日と手元に残る金額の2つを並べると納得して決められます。いくつかの店に相談するなら、まず手元に残る金額の下限で比べ、次に正式な金額と急ぎの対応ができるかで決めます。契約後に事故歴などを理由に減額を求められる相談も国民生活センターにも寄せられているので、「見てから下げることはあるか」も先に聞いておきましょう。
事故車の修理中や判断待ちの間、代車はどうする?
代車は、自分の保険の代車の補償、相手のいる事故なら相手方への請求、修理工場の貸し出しのどれかで用意します。相手方への請求は、やむを得ず借りて実際に費用が出た場合に限られます(日本損害保険協会 問46)。
ROOTS Plusでは代車の貸し出しはしておりません。車を手放すと決めたときは、買取と一緒に次に乗る車探しの相談もできます。代車の借り方は代車は今日借りられる?をご覧ください。
事故車の行き先の選択肢は?
修理して乗る、保険会社に引き取ってもらう、売るの大きく3つです。
| 選択肢 | 向いている人 |
|---|---|
| 修理して乗る | 新しい車・損傷が軽い・まだ長く乗る人 |
| 全損で保険会社に引き取ってもらう | 契約で引き取りの扱いになり、手続きを保険会社に任せたい人 |
| ROOTS Plusのように、自社工場を持つ買取店に頼む | 動かない・傷んだ車でも、手元に残る金額を確かめてから決めたい人 |
| ほかの買取店・廃車の専門店に頼む | いくつかの店で金額を比べたい人 |
| ディーラーで下取りに出す | 次の車をその店で買うと決めていて、手続きを1か所で済ませたい人 |
廃車の手続きとお金は事故で車が廃車に…、値段の見方は事故車の買取相場にまとめています。
事故車の対応でよくある質問
Q. ぶつけただけの物損事故でも、警察に届けないといけない?
A. はい、届け出が要ります。届け出のない事故には交通事故証明書が交付されないので、保険金の請求のためにも警察に連絡してください。
Q. 事故車のレッカー代は保険で出る?
A. 契約しだいです。搬送・引き取りの費用を補償する契約やロードサービスがついた契約があるので、契約の保険会社に確かめてください。
Q. 全損と言われたら、車は誰のものになる?
A. 契約によって変わり、保険会社が引き取る扱いもあります。車を手元に残せるかも含めて、契約の保険会社に確認してください。全損と言われたあとも、ROOTS Plusにご相談いただけます。
Q. 修理中の代車は誰が用意する?
A. 自分の保険の代車の補償、相手方への請求、修理工場の貸し出しのどれかが一般的です。ROOTS Plusでは代車の貸し出しはしておりません。
Q. 事故で動かない車でも、買い取ってもらえる?
A. はい、動かないままでも買い取ってもらえることがあります。条件は店ごとに違い、ROOTS Plusでは、車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として最低買取保証額の対象です。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。
Q. 事故車はいくらで売れる?
A. 車種や傷み方で変わりますが、ROOTS Plusでは排気量ごとに最低買取保証額があります。軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)と1500cc未満は4万円、1500cc以上2000cc未満は6万円、2000cc以上2500cc未満は8万円、2500cc以上は10万円です。詳しく見たら上がる可能性があります。
事故車の対応は、現場の手順のあとに「運ぶ先」と「手元に残る金額」を決める
事故の直後は、救護と安全の確保、警察への届け出、記録、保険会社への連絡の順に動き、示談はしません。車が動かないときは保険会社と運ぶ先を相談し、見積もりが出たら、保険を使う場合の金額と今の状態での買取額を並べて決めてください。
事故で傷んだ車も動かない車も、写真と車検証を公式LINEで送るだけで、来店せずに金額が分かります。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい
事故対応をされている代理店の方へ
事故が起きてしまったお客様の状況を理解して、丁寧に対応してくれる買取店をお探しの代理店さんへ。お客様にとって何が起きるかだけをお伝えします。
- 費用はいただきません:査定、引き取り(レッカー込み)、名義変更などの手続きまで無料です。
- 提示額から後出しで差し引きません:費用の名目で金額を削ることはしません。写真と実物が違わない限り、提示した金額のままです。
- 動かない車もそのままで:事故車、不動車、名義の手続きが残っている車も受けられます。カギがない場合はご相談ください。
- 手続きはこちらで進めます:お客様に書類をご用意いただいたあと、名義変更と抹消は当社で行います。
ご相談は公式LINEで受け付けています。お客様ご自身からご連絡いただく形で進みますので、代理店さんに手続きや取り次ぎをお願いすることはありません。仙台・札幌・東京の自社工場で解体・部品取り・資源化まで行っているため、事故で大きく傷んだ車にも価値を出せます。
出典:e-Gov法令検索「道路交通法」第72条(交通事故の場合の措置)・第119条(報告をしなかった者の罰則)・第75条の11(高速道路で運転できなくなったときの表示)/警察庁「高速道路」/自動車安全運転センター「交通事故に関する証明書 申請方法」(交付の期限・手数料)/日本損害保険協会 そんがいほけん相談室 問15(車両保険・事故付随費用)・問25(事故を起こしたときにすること・示談)・問44(免責金額と全損)・問46(代車費用)・問49(少額の保険金と保険料)/国民生活センター「車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル」(契約後の減額)。最低買取保証額・引き取りの条件など自社の対応は、ROOTS Plusの案内に基づきます(2026年11月4日確認)。