不動車とは?原因と、直す・売る・手放すの分かれ目

不動車とは、故障や事故で自分で走れない車や、車検切れで公道を走れない車のことで、原因によって直す・売る・手放すの分かれ目が変わります。

この記事は、家や駐車場に動かなくなった車があり、直すか、売るか、手放すかを決めかねている方に向けて書いています。

「バッテリーが上がっただけでも不動車?」「直せば乗れるの?」「お金を払って引き取ってもらうしかないの?」。この記事では、原因と分かれ目、手元に残る金額の確かめ方をお伝えします。

私たちクルマ買取センター ROOTS Plusは宮城県で車の買取をしていて、自社工場で解体や部品取りまで行い、日々、宮城運輸支局と軽自動車検査協会 宮城主管事務所で名義変更や廃車の手続きをしています。連絡する前に、ご自身の車がどの分かれ目にあるかを見分けられるようにお伝えします。

不動車とは?どんな状態の車をいう?

不動車とは、自分の力で走れない車と、動いても公道を走れない車の両方を指す呼び方です。次の3つの状態があります。

故障や事故で走れない車は、不動車になる?

はい、エンジンやミッションの故障、事故の損傷で走れない車は、不動車のいちばん分かりやすい例です。

車検が切れているだけの動く車も、不動車になる?

エンジンがかかって動いても、車検が切れていれば公道を走れないので、不動車と呼ばれることがあります。道路運送車両法第58条で、有効な自動車検査証(車検証)のない車は道路で走らせてはいけないと決められているからです。

バッテリー上がりやパンクでも、不動車になる?

その場では走れないので不動車と呼ばれることもありますが、充電やタイヤの交換で戻れば、またふつうに乗れます。まず保険のロードサービスかJAFなどに連絡して、その場で戻せるかを見てもらいましょう。JAFは車をどこまで運ぶ?とバッテリー交換は今日できる?もご覧ください。

不動車になる原因は?自分の車はどれに当たる?

原因はおおよそ7つに分かれ、どれに当たるかで次にすることが変わります。

原因 その場で戻せるか まず頼む先 分かれ目の目安
バッテリー上がり・パンク・ガス欠 戻せることが多い ロードサービス 戻れば乗り続ける
長く動かしていない 点検が要る 整備工場 見積もりと買取額を比べる
車検切れ(車は動く) 公道は走れない 車検を受ける店 車検の費用と買取額を比べる
セルモーター・燃料ポンプなど部品の故障 部品の交換で直ることがある 整備工場 修理代が見合えば直す
エンジン・ミッション本体の故障 修理が大がかりになりやすい 整備工場 修理の見積もりと買取額を比べる
事故の損傷 損傷による 保険会社と整備工場 修理の見積もりと買取額を比べる
水没 見た目では分からない 整備工場(エンジンはかけない) 点検結果と買取額を比べる

ご相談では、最初は詳しい状態をおっしゃらなくても、聞いていくと「置いたままにしてある」「動かない」「車検が切れている」「ブレーキが故障で走れない」など、いろいろな状態が分かってきます。

不動車は直す?売る?手放す?分かれ目はどこ?

一時的なトラブルならまず戻し、部品や本体の故障なら、修理の見積もりと今の状態での買取額を並べて決めるのが分かれ目です。

車検切れで動く車は、中古車として売れる?

走行距離などで分かれ、中古車として売れることもあれば、廃車として部品や資源にまわることもあります。私たちの現場では、まだ乗れる状態でも廃車になることが多いのですが、どちらになっても値段はつきます。運び方は車検切れの車の運び方をご覧ください。

修理の見積もりと、今の状態での買取額は、どう比べる?

年式と走行距離、修理の見積もり、次の車検までの期間、手元に残る買取額の4つを並べ、修理代がこれから乗る年数に見合うかを考えます。目安は廃車のタイミングはいつ?で説明しています。

今の状態での買取額は、動かないままでも分かります。車の写真と車検証を公式LINEで送ると、まず最低買取保証額がすぐに届き、そのあと人が確認した正式な査定価格が届きます。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

直して乗るほうが合うのはどんなとき?

一般には、次のようなときは手放すより直すほうが合うことがあります。

  • まだ長く乗る予定があり、修理代が見合う
  • バッテリーや部品の交換など、軽い修理で直る
  • 年式が新しく、走行距離も少ない
  • 流通の少ない車種で、代わりが見つけにくい

私たちも、車の状態を見て直して乗るほうが合うと考えたときは、「直して乗ったほうがいい」とお伝えしています。

不動車にも値段がつくのはなぜ?

車は走る道具としてだけでなく、部品や素材、海外での需要としても評価されるからです。

「0円以上」は、お金を受け取れるという意味?

調べると「0円以上」という言い方をよく目にしますが、字のとおり0円の場合も含みます。引き取りや手続きの費用が無料かどうかは、別に確かめる必要があります。では、なぜ下限が0円なのでしょうか。仕組みが分かると、見当をつけられます。

不動車の値段は、何で決まる?

解体する車の値段は、エンジン・触媒・素材の、その時の海外の相場で決まります。触媒とは、排気ガスをきれいにする部品で、中に貴金属が使われています。車の大きさとエンジンでほぼ決まり、走行距離や年式ではほとんど変わりません。

そこに、中古車として売れるかの見込みが乗ります。行き先は解体・国内での販売・海外への輸出の3つで、車によって一番高い行き先が入れ替わります。行き先の選択肢が多い店ほど一番高い所を選べ、行き先を持たない店では値段をつけにくくなります。

動かない車につく最低買取保証額とは?

ROOTS Plusは、仙台・札幌・東京の自社工場での解体・資源化と、海外への輸出ルートを持っているので、動かない車や古い車でも値段がつくことがあります。

他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。

  • 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
  • 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
  • 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
  • 2500cc以上 …… 10万円

車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

ROOTS Plusの最低買取保証額は、お手元に実際に残る金額です。最低でもこの価格で、詳しく見たら上がる可能性があります。行き先を自社で持っているぶんを、買取価格で還元しています。お客さんとは、こんなやり取りが多いです。

  • お客さん「動かない車でも買い取ってもらえるの? 処分費がかかるんでなく、お金がもらえるの?」
  • 私たち「最低でもこの金額以上になります。これはお手元に残る金額です」
  • お客さん「え? すっかり、こちらがもらえる金額ですか?」

写真や車検証をいただいて詳しい査定額をお伝えすると、驚かれることがあります。レッカーを含む引き取りは無料で、カギがない場合はご相談ください。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

不動車を置いたままにすると、どうなる?

乗らなくても自動車税は毎年かかり続け、駐車場代や保険料も出ていきます。

自動車税は、毎年4月1日の時点で車検証に載っている持ち主に1年分がかかります(宮城県の案内)。軽自動車税も4月1日の持ち主にかかり、月割の還付はありません(仙台市の案内)。乗らないなら、4月1日までに手続きが終わるように手放すと、次の年度の1年分がかかりません。

さらに、普通車のガソリン車・LPG車は13年(ディーゼル車は11年)を過ぎると、自動車税がおおむね15%重くなります(ガソリンを燃料とするハイブリッドなどは対象外。宮城県の案内)。

不動車を手放すとき、手元にいくら残るかはどう確かめる?

依頼の前に「引き取りや手続きの費用を差し引いたあと、手元にいくら残りますか」と聞くのが確実です。

なぜ「手元にいくら残るか」で聞くの?

実車を見たあとで、手数料や配送料などの名目で、結局金額が減るケースが少なくないからです。全部ふくめた金額で聞けば、同じ物差しで比べられます。

減額には、正当なものとそうでないものがある?

はい、あります。契約したあとに修復歴や事故歴を理由に減額を求められても、応じる必要はないと国民生活センターも示しています。

種類 例 どうするか
正当でない減額 引き渡したあとに「検査で事故車と分かった」と下げる/実車を見たあと、手数料などの名目で減る 応じなくてよい
正当な減額 写真を加工した、見て分かる傷や故障を隠した ありのままを送れば起きない

取引は、ありのままを送る側と、それを見て誠実に金額を出す側の、双方の協力で成り立っています。

急いで決めるときは、何を並べればいい?

急いでいるときも、引き取りの日と手元に残る金額の2つを並べると、納得して決められます。引き取りの日に困りやすい次の3つも、先に確かめておきましょう。

  • 動かない車が、ウインチで引っ張り出せない場所にある
  • 車検証の持ち主が、ご本人ではない
  • 普通車で、必要な書類がそろっていない

車検証の所有者欄を先に見て、書類は車の廃車に必要な書類一覧で確かめてください。

不動車を手放すとき、どんな選択肢がある?

選択肢は5つあり、それぞれ向いている人が違います。

選択肢 向いている人
直して乗る まだ長く乗る予定があり、修理代が見合う人
ディーラーに頼む 次の車をその店で買う予定の人
買取店に頼む(ROOTS Plusもこの1つ) 中古車か廃車かを、金額で確かめてから決めたい人
解体業者・廃車の専門店に頼む 廃車にすると決めている人
自分で手続きをする 平日に運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)へ行ける人

頼み先の選び方は動かない車は売れる?で説明しています。

不動車のよくある質問

Q. バッテリーが上がっただけの車も、不動車になる?

A. その場で走れないので不動車と呼ばれることもありますが、充電や応急始動で戻ることがあります。そのまま走ってよいかは、ロードサービスや整備工場に確かめてください。

Q. 車検が切れているだけで動く車も、不動車になる?

A. はい、車検が切れていると公道を走れないので、不動車と呼ばれることがあります。

Q. 不動車でも買い取ってもらえるのはなぜ?

A. 部品や素材、海外での需要として評価できる場合があるからです。

Q. 不動車はいくらで売れる?

A. 車種や状態で変わりますが、ROOTS Plusでは排気量ごとに最低買取保証額があります。軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)と1500cc未満は4万円、1500cc以上2000cc未満は6万円、2000cc以上2500cc未満は8万円、2500cc以上は10万円です。車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ原則として対象で、適用の条件は車の状態で変わります。

Q. 不動車を引き取ってもらうと、お金はかかる?

A. 店によって違うので、「手元にいくら残るか」で聞くのが確実です。ROOTS Plusでは、レッカーを含む引き取りは無料で、お手元に残る金額を、丸ごとでお伝えします。

Q. 不動車を置いたままにしても、自動車税はかかる?

A. はい、かかります。毎年4月1日の時点の持ち主に1年分がかかるので、手放すか廃車の手続きをするまで続きます。

不動車とは走れない車のことで、原因で分かれ目を決め、手元に残る金額で比べる

原因で分かれ目を見て、故障なら修理の見積もりと今の状態での買取額を並べます。手放すなら、依頼の前に「手元にいくら残るか」を聞いて比べます。

動かない車も、何年も置いたままの車も、写真と車検証を公式LINEで送るだけで、来店せずに金額が分かります。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

出典:e-Gov法令検索「道路運送車両法」第58条(有効な自動車検査証の交付を受けていない自動車の運行の禁止)/宮城県「自動車税種別割のご質問」(4月1日の所有者に1年分が課税)/宮城県「自動車税のグリーン化(重課・軽課)について」(13年・11年経過の重課)/仙台市「軽自動車税について」(4月1日現在の所有者に課税・月割課税なし)/国民生活センター「車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル」(契約後の減額)。最低買取保証額・引き取りの条件など自社の対応は、ROOTS Plusの案内に基づきます(2026年11月3日確認)。