車のエンジンがかからない原因は音でわかる|その場の対処と、直すか手放すかの決め方

車のエンジンがかからないときは、キーを回したときの音と、ライトの点き方で原因の見当がつきます。古い車で修理が高いなら、運ぶ前に直すか手放すかを比べます。

この記事は、エンジンがかからず、原因と次にすることを知りたい方に向けて書いています。

「ライトはつくのに、カチカチ言うだけ」「バッテリーかな、故障かな」「直すといくらかかるんだろう」。朝の出がけにかからないと、こんな声が頭を回りますよね。

私たちクルマ買取センター ROOTS Plusは宮城県で車の買取をしていて、自社工場で解体や部品取りまで行っています。かからなくなった車の相談を日々受けているので、その場の対処から「直すか、手放すか」の分かれ目までお伝えできます。

車のエンジンがかからないとき、まず何を確かめる?

まず確かめるのは、シフト・ブレーキ・ハンドル・スマートキー・ガソリンの5つです。操作や条件の問題なら、これだけでかかることがありますよ。

  1. シフトレバーを「P」に入れ直す
  2. ブレーキペダルを強く踏んでからかける
  3. ハンドルを左右に軽く動かしながらかける(ハンドルロックの解除)
  4. スマートキーの電池切れの知らせが出ていないか見る
  5. 燃料計でガソリンの残りを見る

車のエンジンがかからない原因は、音と反応でわかる?

はい、キーを回したときの音と、メーターやライトの反応で、原因のおおよその見当がつきます。いちばん近い症状を探してみてください。

音・反応 考えられる原因 その場ですること
何も音がしない(ライトはつく) セルモーターや電気の通り道の不具合 5つを確かめ直す
カチカチと鳴るだけ バッテリーの電気不足・端子のゆるみ 応急始動を頼む
キュルキュルと弱く回る バッテリーの弱り(冬に多い) 装備を切り、間を置いてもう一度
ジジジと鳴る バッテリーの弱り、セルモーターの不具合 何度も回さず応急始動か点検へ
ガガガと大きな音 セルモーターの歯車の故障 回し続けず整備工場へ
セルは回るのにかからない ガス欠、燃料ポンプや点火の部品の故障 燃料計を見て、だめなら点検へ
電気もつかない バッテリーが完全に上がった・端子外れ 応急始動を頼む
かかってすぐプスンと止まる 燃料不足、燃料系の不具合 くり返すなら点検へ

電話では「カチカチ鳴る。ライトはつく」のように、音と反応をそのまま伝えると話が早く進みます。

電気はつくのにかからないときは?

バッテリーの電気が、ライトはつくがエンジンは回せないところまで減っていることが多いです。セルモーターとは、止まっているエンジンを最初に回す小さなモーターで、ライトよりずっと多くの電気を使います。

セルは回るのにかからないときは?

バッテリーではなく、燃料か点火(火花)の側に原因があることが多いです。ガソリンが残っているのにかからないなら、燃料ポンプや点火の部品の故障を疑い、何度か試してだめなら止めて点検を頼んでください。

バッテリー上がりかどうかは、どう確かめる?

バッテリー上がりとは、バッテリーにためた電気が減り、エンジンをかけるのに足りなくなった状態のことで、次のサインで確かめられます。

  • ライトやルームランプがいつもより暗い
  • キーを回すとメーターが暗くなる、消える
  • 前の日にライトをつけたままにしていた
  • しばらく乗っていない、バッテリーを長く替えていない

国土交通省の点検の手引でも、使う期間の長いバッテリーには注意するよう書かれています。かかったあとも上がることをくり返すなら、バッテリーの寿命や充電の不具合が考えられるので、点検を頼んでください。交換を急ぐときはバッテリー交換は今日できる?をご覧ください。

その場でエンジンをかけるには?やってはいけないことは?

バッテリー上がりなら、応急始動(ジャンプスタート)でかけるのが基本です。ほかの車や持ち運べる始動用の電池から電気を分けてもらう方法で、つなぐ順番は取扱説明書のとおりにします。自信がなければロードサービスに任せてくださいね。

  • セルモーターを長く回し続ける・何度もくり返す(バッテリーもセルも傷みます)
  • AT車で押しがけをする(できず、危険です)
  • 雪でふさがったマフラーのままかける(一酸化炭素中毒のおそれ)

冬にエンジンがかからないときは?

冬は寒さでバッテリーの力が落ちるので、ヒーターやライトを切り、少し間を置いてからかけ直すのが基本です。冷えた体で重い荷物を持つように、ふだん回せる力が足りなくなります。宮城の冷え込んだ朝や雪の日は、マフラーの周りの雪を先にどけてください。

エンジンがかからないとき、どこに電話する?

電話する順番は、①自動車保険のロードサービス、②JAFなどのロードサービス、③買った店・ディーラー・整備工場が目安です。保険のロードサービスは、保険証券や保険会社のアプリで連絡先を確かめられます。

JAFの搬送の条件はJAFは車をどこまで運ぶ?、レッカーの頼み方は動かない車の引き取りとレッカーにまとめています。

エンジンがかからない車は、直す?手放す?

修理の見積もりと、今の状態での買取額を並べて決めます。新しい車や軽い故障なら直すほうが合い、古い車で修理が高くつくなら、動かないまま手放すほうが手元にお金が残ることがあります。

レッカーで運ぶ前に、行き先を決める

運ぶ先を「直す場所」にするか「手放す先」にするかを先に決めると、二度運ばずに済みます。整備工場へ運んでから直さないと決めると、そこからもう一度運ぶことになるからです。

修理の見積もりと、今の状態での買取額を並べる

比べるのは、年式と走行距離、修理の見積もり、次の車検までの期間、手元に残る買取額の4つです。古い車で修理が高く、車検も近いなら、その金額がこれから乗る年数に見合うかを考えます。目安は廃車のタイミングはいつ?で説明しています。

今の状態での買取額は、動かないままでも分かります。車の写真と車検証を公式LINEで送ると、まず最低買取保証額がすぐに届き、そのあと人が確認した正式な査定価格が届きます。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

動かない車にも値段がつく理由

車の価値は、走る道具としてだけでなく、部品や素材、海外での需要としても見られるからです。解体する車の値段は、エンジン・触媒・素材の、その時の海外の相場で決まるため、走った距離や年式ではほとんど変わりません。

ROOTS Plusは自社工場での解体・資源化と海外への輸出ルートを持っているので、動かない車、古い車、走行距離が多い車、何年も置いたままの車でも値段がつくことがあります。お客さんとのやり取りで多いのは、こんな流れです。

  • お客さん「動かない車でも買い取ってもらえるの? 処分費がかかるんでなく、お金がもらえるの?」
  • 私たち「最低でもこの金額以上になります。これはお手元に残る金額です」
  • お客さん「え? すっかり、こちらがもらえる金額ですか?」

写真や車検証をいただいて詳しい査定額をお伝えすると、驚かれることがあります。

他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。

  • 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
  • 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
  • 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
  • 2500cc以上 …… 10万円

車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

ROOTS Plusの最低買取保証額は、お手元に実際に残る金額です。最低でもこの価格で、詳しく見たら上がる可能性があります。出口を自社で持つぶんを買取価格で還元しています。レッカーを含む引き取りは無料で、カギがない場合はご相談ください。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

直すほうが合うのはどんなとき?

次のようなときは、手放すより直すほうが合います。

  • 年式が新しく、走行距離も少ない
  • バッテリーやヒューズなど、軽い故障で直る
  • メーカーや販売店の保証が残っている
  • まだ長く乗るつもりで、修理代が見合う

急いで決めるときも、引き取りの日と手元に残る金額を並べる

急いでいるときも、引き取りの日と手元に残る金額の2つを並べると納得して決められます。契約後に修復歴などを理由に減額を求められる相談は国民生活センターにも寄せられているので、先に「手元にいくら残るか」で聞いておきましょう。

エンジンがかからない車を手放すときの選択肢

選択肢 向いている人
ROOTS Plusのように、自社工場を持つ買取店に頼む 動かない・古い車でも、金額を確かめてから決めたい人
ディーラーに下取りを頼む 次の車をその店で買うと決まっている人
ほかの買取店・廃車の専門店に頼む いくつかの店で金額を比べたい人
自分で廃車の手続きをする 平日に運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)へ行ける人
直して乗る 新しい車・軽い故障・まだ長く乗る人

どこに頼む場合も「手元に残る金額」「見てから下げることはあるか」を聞くと比べられます。詳しくは動かない車は売れる?と車の廃車に必要な書類一覧をご覧ください。

車のエンジンがかからないときのよくある質問

Q. エンジンが壊れる前兆は?

A. エンジンのかかりが悪くなる、かけたときやアイドリング中に異音がする、は点検が要るサインです。国土交通省の点検の手引でも、エンジンが速やかにかかるか、異音がないかを日常点検で確かめるよう示されています。バッテリーなどエンジンのまわりの部品が原因のこともあるので、これだけでエンジン本体の故障とは決められません。

Q. バッテリーを充電してもエンジンがかからないのはなぜ?

A. バッテリーが寿命で電気をためられないか、原因がバッテリー以外(燃料・点火・セルモーター)にあるかのどちらかです。

Q. セルモーターが壊れているかは、どう見分ける?

A. ガガガと大きな音がするなら、セルモーターの故障が考えられるので、かけ直さずに整備工場へ点検を頼んでください。ライトは明るいのに音がしないときは、操作の条件を確かめ直し、それでもだめならセルモーターや電気の通り道の不具合が考えられます。

Q. 冬にエンジンがかかりにくいとき、アクセルは踏むべき?

A. 今の多くの車は、アクセルを踏まずにかけるのが基本です。燃料の量は車が自動で調整するので、取扱説明書の手順に従ってください。

Q. エンジンがかからない車でも、買い取ってもらえる?

A. はい、エンジンがかからないままでも買い取ってもらえます。条件は店ごとに違い、ROOTS Plusでは、車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として最低買取保証額の対象です。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

Q. エンジンがかからない車を引き取ってもらうと、お金はかかる?

A. 店によって違うので、「手元にいくら残るか」で聞くのが確実です。ROOTS Plusでは、レッカーを含む引き取りは無料で、最低買取保証額はお手元に実際に残る金額です。

Q. 動かない車は、いくらで売れる?

A. 車種や状態で変わりますが、ROOTS Plusでは排気量ごとに最低買取保証額があります。軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)と1500cc未満は4万円、1500cc以上2000cc未満は6万円、2000cc以上2500cc未満は8万円、2500cc以上は10万円です。詳しく見たら上がる可能性があります。

車のエンジンがかからないときは、音で原因を絞り、直すか手放すかを金額で決める

まずシフトやブレーキを確かめ、だめなら音とライトの点き方で原因を絞ります。原因の候補を絞る目安は、カチカチ・電気もつかないならバッテリー、ガガガならセルモーター、セルが回るなら燃料か点火です。無音のときは、シフトやブレーキの操作も確かめ直してください。修理が要ると分かったら、運ぶ前に修理の見積もりと今の状態での買取額を並べてください。

動かない車も古い車も、写真と車検証を公式LINEで送るだけで、来店せずに金額が分かります。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

出典:国土交通省「自動車の点検及び整備に関する手引」(日常点検:原動機のかかり具合・異音/使用期間の長いバッテリーへの注意)/国民生活センター「車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル」(契約後の減額)。最低買取保証額・引き取りの条件など自社の対応は、ROOTS Plusの案内に基づきます(2026年11月3日確認)。

▶ 車が動かない・壊れたとき のまとめガイド車が故障したら?直すか手放すかを見積もりと今の値段で決める